ワーママ2年生、月波です。
子育てのなかで、夫婦間や、自分の両親、義理の両親などと、意見や方針が違うときってどうしていますか?
月波は、子どもが産まれて数年経った今も、やはり夫との方針の違いに悩みます。毎日、父親として母親として子どもに接していると、どうしても、それぞれの愛情が違ったかたちであらわれるときがあるのです。
自分のことであれば、返り討ちも覚悟で意見したり、時には我慢したりすることもできます。
しかし、子育てで衝突すると、影響を受けるのは子ども。私欲の無い子どものための意見は、しっかり通すべきだと思う一方、衝突しすぎて、子どもが居心地悪くなるのも申し訳無いし。
そんな月波のもやもやを一掃してくれたのが、2~4歳向けの小学館の雑誌『めばえ』9月号の別冊「and(アンド)」でした。
「保育楽者」平山許江先生が贈る『ポジティブ子育てのススメ』
「のびのび相談室 子育てスペシャル」と銘打たれた特集は、ずばり「ポジティブ子育てのススメ」。保育楽者の平山許江先生が、「『笑顔で育児!』の力になる20の言葉」を挙げ、解説していたのです。
こちらの平山先生、人生の大先輩、つまりおばあちゃんなのですが、その考え方は決して古臭くなく、むしろ、幼稚園に20年勤務されるなど、長年子育てを見てきたからこそ言える、深い教えが たくさん詰まっていました。
「保育楽者」と名乗っているだけあって、日々、保育の楽しさを研究中だそうです。著書のタイトルを見ても分かります。
子育ての悩みを一掃!3つの言葉を紹介します。
今回は、「『笑顔で育児!』の力になる20の言葉」のうち、月波に特に突き刺さった3つの言葉をご紹介します。
「父親と母親は価値観が違っていていい」
月波の悩みにどストライクだったこの言葉。
多様な人で成り立っているのが、世の中です。(中略)価値観が違っていても、認め合って結婚したのでしょう。
そうじゃん!そうじゃないですか!!!
例えば、母親が叱ったとき、父親が子どもに「ママが言うことも正しいけど、できないよなあ」などと耳打ちする(中略)。子どもは「別の見方もある」と知り、「パパ(ママ)はわかってくれている」と心強く思います。
嗚呼・・・そうじゃん、そうじゃん・・・(感涙)。
思えば月波の両親も、価値観は違っていました。
だからといって一方につくわけではなく、「今回はお母さんの言うことが正しい」「お父さんがこう言うのも分かる」と、自分なりに考え、その時々で、自分に合う考え方を取り入れていったような気がします。
口に出すと面倒なので、表面では母親につくこともあったと思いますが(笑)。
そういう戦略も含めて、これって社会に出れば当たり前のことですよね。
「違う価値観の人たちのなかで、自分の考えを見つける第一歩」と思えば、夫婦で考え方が違うと分かってもらうのは、むしろ良いことのように思えてきました。
「「親だから」と上から目線ではなく対等に自分の本音を言う」
後を追うように染みたのがこの言葉。
子どもにだって(中略)対等の立場で物言うことがあっていいんです。(中略)嫌い、嘆き、残念、困ったなどの気持ちを言い、本音で向き合えば、上から目線では通じないことも、絶対に通じます。
……親としてカッコつけなきゃ、両親で考え方を統一しなきゃって思ってたなぁ。。自然でいいんですね。
「両親でも、考え方が違うところがある」と学んでもらうためにも、子どもに、そして夫に、本音で向き合うことを意識したいと思いました。
一方、保育園のおゆうぎを、子どもと一緒に全力で歌って踊るなど、「自分も楽しむ子育て」を心がけているところはあり、それは間違っていなかったようです(笑)。
「時に親は理不尽でいい 子どもはこう思うでしょう「早く大人になってやるぅ」」
最後は、目からウロコだった言葉。
親が飲んでいるビールやコーヒーを飲みたがったり、一緒に夜更かしをしたがったら、「残念でした、子どもだからダメ」でいいのです。
いいんだ(笑)。
「大人はずるい」とか「大人はいいな」と思うでしょう。でもそれも、子どもの成長の糧になります。
なるほど・・・「えー、いつまでも可愛い子どものままでいてほしい~」という親のエゴはおいといて(笑)、これも社会勉強の第一歩ですね。
世の中には、理不尽なことがたくさんあります。そのなかで「子どもだからダメ」は、おそらく誰もが最初に直面する壁。
早く大人になって乗り越えるのか、または子どもを武器にして別の方法を見出すのか……やはり結局は、自分で戦略を考える訓練になるのですね。
まとめ
いずれの教えからも、子育てってありのままでいいんだ、カッコつけなくていいんだ、と、あらためて気付かされました。
同時に、家族は「社会の最小単位」(政経?w)。時に理不尽な社会で生きるための社会勉強としても、家族だからといって変に取り繕う必要はないと腹落ちしたのでした。
おわりに
「今さら9月号かいっ!」と思った皆さま、大正解でございます。。。
すでに書店には10月号が並んでいるころですが、ふと目を通して、とても良いことが書かれていたので、紹介させていただきました。
今回ご紹介した以外にも、心にしみる言葉が解説されていますので、まだお手元にある方は、ぜひ目を通してみてください☆
「買いそびれた!」「付録の作り方だけ読んで捨てた!(←いつもの月波w)」という方、バックナンバーが容易に手に入る時代ですので、ご利用くださいませ。