スピッツ大好き♪月波です。
とうとうきましたよこの日が!
『CYCLE HIT 2006-2017 Spitz Complete Single Collection』
聴きまーす♪
ご存知『CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection』の3枚目。
こちらに入っている3枚のCDは単体でも手に入り、1枚2,700円(税込)。1,512円加えればBOXに手が届きます。
ということでBOXを買おうか非常に迷ったのですが……1、2枚目は初回限定盤を持っているので我慢しました(これも大切な思い出なんです)。『CYCLE HIT』初めてならば、絶対BOX買いですね。
発売日にショップに行くと、店頭にスピッツコーナーが設けられていました!
アニバーサリーツアー“THIRTY30FIFTY50”も始まりましたし、スピッツ結成30周年、ますます盛り上がってきましたね♪
※ご注意※
以下、月波個人の感想を綴ってまいります。
ネタバレには配慮していますが、お手持ちの『CYCLE HIT』を聴いてからご覧になることを推奨します。
あと全曲ご紹介しているので長いです。一応「お品書き」あります。
お品書き
2007年『さざなみCD』収録曲からスタート!
「Single Collection」ではありますが、アルバムごとにいってみましょう。
トップを飾るのは、2007年発売の12thアルバム『さざなみCD』より!
魔法のコトバ(2006年)
31stシングル。映画『ハチミツとクローバー』の主題歌です。
原作のタイトルも、4thアルバム『ハチミツ』からきたものであることは、あまりにも有名。
キラキラしたメロディーに、胸キュンの歌詞。メルヘン調が漫画版の雰囲気と合っていて、原作も大切にしたのかな?と思わせます。
結局「魔法のコトバ」が何なのか、具体的に明かされないところがまた心憎い。
ルキンフォー(2007年)
32ndシングル。「レコード会社直営♪」(現レコチョク)、トヨタ『アイシス』のCMに起用。
英語の”looking for”で「ルキンフォー」。べたっとしたカタカナ表記がスピッツらしいです(笑)。
結成20周年にリリースされた曲なのですね。”look for ~”で「~を探す」、20年経っても何かを探してマイペースで行こうぜって想いが込められている気がします。
PVも20周年らしく、今までのPVを象徴するものが随所にちりばめられていて、往年のスピッツファンにはたまらない作品です。最後に登場する、とあるコスプレの女の子が可愛い。
※今後もPVの話が出てきますが『ソラトビデオCOMPLETE』を観れば網羅できますよ。
群青(2007年)
33thシングル。
『さざなみCD』では「桃」の次に収録されているので、「色が続くなぁ」と思ったものです(笑)。
「青い」は「若い、若造」を表すときにも使いますが、若者と呼ばれなくなってもなお青く染まることで、深い深い「群青」になれる……それをスピッツが自らの経歴と合わせて示してくれている気がします。
ゲスト尽くしのこの作品、大橋卓也(スキマスイッチ)・植村花菜がバッキングボーカルとして参加しています。最初から最後まで3人でハモって歌うので、扇風機に向かって歌っているような(笑)。
そしてPVにはなんとアンガールズが登場。キモカワなアンガールズと、スピッツのメンバーが妙にマッチするのですね。6人でやる「ジャンガジャンガ」は必見(笑)。
ボーカル草野さんがダンスに初挑戦していて、こちらも注目されました。
2010年『とげまる』収録曲
13rdアルバム。ライヴではその名の通り「とげとげの丸」のモチーフが出てきて印象的でした。
このアルバムの収録曲は、シングル曲に限らず、映画やCMなどタイアップが多かったイメージがあります。
ファンクラブ会報誌では、書き下ろし曲を提供するときに草野さんが台本を読み込む姿勢を、メンバーが「さすが」と感心していました。
若葉(2008年)
34thシングル、映画『櫻の園-さくらのその-』主題歌。
この映画の主人公は「桃」なのですね。「桜」と「桃」で「チェリー」。むふふw
女子高を舞台にした映画にふさわしく、みずみずしいけれど大人びたメロディ、おぼつかない青春を丁寧に描く歌詞……スピッツじゃないとできませんね。「若い」を歌った曲なのに、「群青」とこうも違うのか……とも思います。
個人的には卒業ソングとして『空も飛べるはず』『遙か』に加えたいです。
君は太陽(2009年)
35thシングル。
映画『ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜』主題歌。主人公は「遥」、おしいw
「魔法のコトバ」や「若葉」と異なり、映画のために書き下ろした曲ではありませんが、弾むメロディやスピッツのファンタジックな世界観は、CGアニメにぴったりでした。
「君は太陽」って、昔からあるベッタベタのクサいセリフなのに(笑)、スピッツが歌うとめっちゃ爽やかなのがさすがです。
「ああ君は太陽 僕は迷わない」なんて言われれば、喜んで太陽になりますよ!w
つぐみ(2010年)
36thシングル。ボーカル草野さんは虫好きで有名ですが、タイトルに鳥が出てくる曲も多いですね。
ストレートな歌詞に爽やかな曲調、まさにスピッツの王道シングル曲です。「君は太陽」に続いて、「愛してる」が何度も出てくるのに、暑苦しくも恥ずかしくもなく、さらっと聴けてしまいます。
2番には「隠しきれないトゲトゲ」と出てきて、これが「とげまる」なのかな~と思ってます。
シロクマ(2010年)
生き物が続きます(笑)。2010年発売のシングル。
CDジャケットのクルマのナンバーは「46-90(シロクマ)」☆
動物園のクマさんの「疲れたよ~」って声が聞こえてきそうな曲。猛暑日によくニュースで映る動物園の様子です。たしかに暑い日に聴きたい癒されソングです。
PVもそのまんま(笑)。スピッツに限らず、PVって歌詞と合わない抽象的なものが多い気がするのですが。
当時メナード化粧品「イルミネージュ」のCMソングに起用され、「もっと化粧品らしいタイトルの曲あるだろ!?」とぶったまげました。歌詞の「瓶の底の方に残った力」「砂漠を越えて」というあたりは、たしかに化粧品に合うかも……しれません。
カバー曲、ドラマ主題歌、続々登場!
ここで一度、アルバムごとは横に置いて、3曲まとめてご紹介しましょう!
往年のカバー曲に、配信限定シングル……他2枚の『CYCLE HIT』には見られない、企画色の強い曲たち。スピッツが色々なことに挑戦している証でもあります。
スピッツのコアなファンになってくると、世間受けするシングル曲だけだとつまらなくなっちゃう(苦笑)ため、月波としてはこれらの曲が収録されて大興奮です!
タイム・トラベル
この曲が収録されて、めちゃくちゃ嬉しかったです!
スペシャル・アルバム第3弾『おるたな』に収録。
このアルバムは、『花鳥風月』『色色衣』のようにアルバム入りしなかった曲を収録したことに加え、名曲をカヴァーして収録しています。
この「タイム・トラベル」は、原田真二の4thシングル・・・なんとレコードなのですね!!
※MP3でも聴けます。
よ、40年前の曲じゃないか。。ということで、この曲知ってると、会社の偉い人との話題ができるよ(多分)。
先に原曲を聴いたのですが、ごちゃまぜ感のある歌詞を透き通った高音で歌う世界観が、スピッツにぴったりでびっくり。
そのうえでスピッツのカヴァーを聴くと、原曲の世界観を壊さず歌い上げ、かつスピッツらしいギターサウンドをさらっと乗せているのがたまりませんでした。原曲もスピッツ版も大好きになり、交互に聴きましたね。
スピッツのシングルCDとしては発売されていませんが、ドラマ主題歌に起用されて高い認知度を誇るため、今回の『CYCLE HIT』収録に至ったのだそう。
いや、ドラマ主題歌じゃなくても、この曲が収録されたのはホント納得です!!
ちなみに「認知度が高い」と言っておきながら、4thアルバム『Crispy!』収録の「タイムトラベラー」と間違えるのはお約束(笑)。
さらさら(2013年)
38thシングル。企画ものの曲に挟まれ『小さな生き物』より唯一のエントリーです。
物憂げなアルペジオの前奏から始まり、ずんずん刻むメロディへ。タイトルの割りには、さらっと聞き流せず、印象に残る曲です。
後奏もアルペジオの途中で止まり、余韻を残して終わります。アルバムでは、これによってその次の「野生のポルカ」へ素晴らしくつながるんですけどね。
「SPITZ JAMBOREE TOUR 2013-2014 “小さな生き物“」でも演奏され、「ゴリゴリ力で……」のところはドラムの﨑ちゃんとのハモリが見られてシビれました。
他にも「潮騒ちゃん」でベース田村さんの叫びを聞けたり、先述の「野生のポルカ」ではメンバー全員で大合唱したりと、このツアーでは「みんなで歌う」のが印象的でした。
愛のことば -2014mix-
配信限定シングル。元は『ハチミツ』のアルバム曲です。
約20年の時を経て、フジテレビ系ドラマ『あすなろ三三七拍子』主題歌に抜擢!音源は当時のままで、それぞれの音源のバランスを変えたのだとか。。
同ドラマのミュージックボックスにも収録されています。
アルバム曲でありながら、月波の周りは、スピッツの好きな曲として挙げる人が多いですね。
のびのある歌声に弾むギターサウンド……スピッツのアルバム曲らしい一曲で、人気なのも納得です。
音源は当時のままなので、月波のような素人が聴いても原曲との違いは分かりませんが、かえってファンには嬉しいのではないでしょうか。
音域も広く、カラオケでは高音が男子を苦しめる、典型的なスピッツの曲(笑)。しかし草野さんの声は20年後も色あせず、この曲を間に挟んでも遜色無いのがすごい。。
2016年『醒めない』収録曲まで網羅!
昨年発売の15thアルバム『醒めない』収録のシングル曲も、ばっちり入っております。約1年経ったのですね(しみじみ)。
『醒めない』収録曲の感想については、こちらの記事をご参照ください。
・・・ってわけにもいかないので(笑)、引き続きお付き合いくださいませ。
雪風(2015年)
40thシングル。新曲としてはスピッツ初の、配信限定。
テレビ東京系「ドラマ24 不便な便利屋」エンディングテーマにもなりました。
タイトルが「雪風」、歌詞にも「雪風」とばっちり出てきますが、何度聴いても冷たさより温かさを感じ、雪風っぽくない曲です(笑)。
こちらの記事では、ドラマと楽曲のぴったり具合を絶賛しましたが、書き下ろしなんだからそりゃそうか。。
みなと(2016年)
39thシングル。
この曲は、メディア露出のインパクトが強いですねぇ。
まず、NTT東日本企業CMソングとして。スピッツの曲に乗せてイチローが登場するのでびっくり(笑)。
そしてSNSを大いに盛り上げた、テレビ朝日系「ミュージックステーション」出演!
トリを飾りながらも、草野さんが歌い出しを早まるというカラオケでよくあるやつをやってしまい、ギターのテツヤに制されるハプニング発生。その後の「やっちまったスマイル」は、思わぬかたちでファンを萌えさせました。
その前にも、ひな壇で女の子の共演者に触れないよう配慮する草野さんの様子がばっちりSNSに流れ、「今日のMステはスピッツのものだ!」とファンが狂喜にあふれた回となりました。
いよいよ新曲登場!
さて!最後に登場するのは、大注目の新曲3連発!
CDを買うと決めてからは、「めざましテレビ」は見ても、ミュージックビデオ視聴は頑なに拒んでいました(笑)。
ヘビーメロウ
「めざましテレビ」テーマソング。『あすなろ三三七拍子』といい、フジテレビの偉い人にスピッツファンおるやろw
弾む前奏と朝らしい歌詞が、朝の番組にぴったりです。
しかしどこか哀愁を感じて引っかかるのが、スピッツらしい。歌詞もよく聴くと、幸せについて深いことを言っていて、仕事の前にはっとさせられます(汗)。
夫は以前から朝はフジテレビなんですよね。慌ただしく支度する夫を尻目にこっそりニヤついていました(笑)
番組内で頻繁に流れるので結構耳に残っていて、通勤電車の中でも「めざましテレビ」視聴気分(笑)。とはいえ細切れに聴いていたのが頭の中で組み合わさり、「これ前奏だったのか!」「ここがサビなのね」と答え合わせしているようで楽しいです。
歌ウサギ
2017年10月公開予定の、生田斗真・広瀬すず主演映画『先生!』主題歌に決定。
世間もスピッツの30周年を盛り上げているようで、嬉しい限りです(←何様?w)。
こちらは切ないファンタジー系の王道スピッツ。ですが、スピッツの歌に対する想いがこめられていて、30周年の新曲に相応しいと思いました。
(歌詞カードの解説より、スピッツとして新しい試みもさりげなく盛り込まれていました)
大サビには「恋する凡人」(『とげまる』収録)でファンの心をつかんだ「これ以上は歌詞にできない」並みの深い深いフレーズがあります。
30年もやってると、歌は哲学になるみたいです。
1987→
最後を締めくくるのは、タイトルからしてスピッツの30年を綴った曲。
今までスピッツの曲をタイトル順に並べると『8823』が一番上にきていましたが、ここにきて入れ替わりますね(笑)。
ひとつ前の「歌ウサギ」が歌づくりにフォーカスしている一方、こちらはスピッツのバンド活動が「こんなもんだぜ!」と紹介されています。
それはスピッツファンなら納得の内容。
1番のサビは多分ファンを昇天させます。
あーーコレ絶対ライヴで聴きたい!!
てか絶対アニバーサリーツアーでやるやろこれ。短めの曲で、ライヴ終盤に演奏してもメンバーの体力持つようになってるし!(多分w)
7月5日時点で”THIRTY30FIFTY50″未参戦。ライヴがますます待ちきれなくなりました!!
おわりに
まず謝ります、ごめんなさい。
後半になるにつれてどんどん興奮し、新曲聴いてキャラ崩壊しました(爆)。
1、2巡目は通しで聴きましたが、その後は新曲リピ・・・それくらい素晴らしい曲ばかりで、早く体に染みこませたくてたまらなかったのです!!
断言します、スピッツファンを名乗るなら『CYCLE HIT 2006-2017』は聴かないとダメです。
まだの人は聴け、早よ!