スピッツ大好き♪月波です。
とうとうきましたよこの日が!(再)
スピッツ結成30周年のアニバーサリーツアー
“THIRTY30FIFTY50”
行ってきましたーーー!!!
舞台は「さぬき市野外音楽広場テアトロン」、月波の故郷うどん県(香川県)であります。
THIRTY30FIFTY50唯一の野外ライブです!!
うん、なんだこの秘境感。大串半島の先っぽやないかい!
Wikipediaの解説を見て、さらに田舎感が。。。
公共交通機関はなく、駐車場も十分で無い。公演によっては臨時の駐車場・シャトルバスが用意される。稼働率は、2009年度はスターダストレビューの1日間のみであった。
・・・。
でもでも、それはそれで特別感!
唯一の野外公演、ばっちり楽しんでまいりました!!
※ご注意※
ネタバレに配慮しようと思いましたが、無理でした。
全曲感想いきます!!!
お品書き
秘境「テアトロン」へいざ!
前述のとおり、さぬき市野外音楽広場テアトロンに、公共交通機関はありません。
指定された場所からシャトルバスに乗って、田舎の道を……まさに「曲がりくねった道を行く」ことおよそ30分!
大串公園内の芝生広場に到着。
ここにグッズ販売所やファンクラブブース、さらに屋台もあり、ちょっとしたお祭りムードに。
半島の先っぽというロケーション、お天気も良く眺めは最高でした。
入場時間になり、会場へ向かいます!
(残念ながら、この先写真撮影NGでございます)
開演直前……スタッフの挨拶が染みる。
神殿のような凝ったデザインではあるけれど、つくりはシンプルなテアトロン。
ステージは見渡しが良く、隠れるところがあまりなさそうです(笑)。
どんな風に始まるのだろう……と思っていると、なんとスタッフ登場!デューク(チケット手配の会社)で長年スピッツを担当しているのだそうです。
素朴な挨拶が、染みましたね。
「スピッツの香川県での最初のライヴは1995年のレオマワールド(現「ニューレオマワールド」)。以来、香川県では14公演、四国では43公演行ってきました。」
14公演……このなかには、当時小学生の月波がチケットを取ろうとして電話をかけまくった公演も(結局入手できず)、上京したけど結局地元のチケットを取った初めてのスピッツライヴも、東日本大震災後に体調不良になったボーカル草野さんの復活した姿を見て安心した公演も、入っているのですね。しみじみ。
いよいよスタート!全曲感想いきます!!
とうとうライヴ開演!
以前より「行進曲っぽいな~」と思っていた『SUGINAMI MELODY』に乗せて、メンバー登場です!!
最初から盛り上がっていきます!
待ちに待った1曲目は……キターーー、『醒めない』!!
弾むメロディは、アルバム同様、オープニングにぴったりです!
『醒めない』ツアーに行けなかった身としては本当に嬉しい。
スピッツの登場を待ちわびた観客から大きな拍手が沸き起こると、間髪入れず『8823』♪
ライヴ定番の曲に、会場は大盛り上がり!サビでは一体となって腕を振ります。
お次は『CYCLE HIT 1991-1997』にも収録の『涙がキラリ☆』で、ボーカル・草野さんの声に癒されます。
ここは屋外。まさに「目覚めてすぐのコウモリが飛びはじめ」そうな夕暮れ時(……にはちょっと早かったw)。
そしてこの曲は平成7年7月7日発売の夏ソングなんですよね。
最後のサビの高音も気持ちよく決まって、最高の夏の思い出の幕開けを予感させました。
続いては『ヒバリのこころ』。スピッツの記念すべき1stシングルで、ライヴ終盤に持ってきても不思議はないのですが、冒頭から出してきました。この先はどんなセットリストになるんでしょう。
4曲続いたところで、この日最初のMC。
「屋外なんで水分補給とか気を付けてね。まだ日が当たっている人もいるから」
草野さんの優しい一言を聞いて気付いたのです。
この座席は、最後まで西日が当たる側だということに……。
【ご注意】 #テアトロン 参戦者へ。日焼け対策注意、明日も暑そうです。特に座席が「R」の方々!#スピッツ30th
— 月波ライフ (@tsukinamiya) 2017年8月11日
とうとう聴けた一曲に涙が……
最初のMC後に始まったのは、きました新曲、『ヘビーメロウ』♪
もう夕方なんですけどw 朝の爽やかな雰囲気を感じさせます。「めざましテレビ」では天気予報など空が映るときに流れるので、空を見上げながら聴けるのも素敵。
そして次の曲で……泣きました。
「人となりを表す3曲」にも選んでおきながら、唯一ライヴで聴けていなかった曲、『スカーレット』。
これを30周年の記念ツアーで聴けるなんて!ガチ「涙がキラリ☆」です。
さっきまでノリノリだったやつが突然泣き出し、ハタから見ればかなりの不審者だったでしょう(苦笑)。
当たり前だけどすごい上手かったーありがとうーー(T_T)
続いては『君が思い出になる前に』。これも初めて生で聴きました。『Recycle』では一曲目なのですよ。メンバーの意に反したシングル集ではありますが、月波にとってはスピッツファンの入り口の曲ともいえます。
スピッツはまったり曲を挟んでくれるから、メリハリがあっていいなぁ(笑)。
ここでまたMC。約20年前に香川県でライヴを行ったときの話でした。
当時は入退場自由の屋外イベントで歌い、『ロビンソン』『涙がキラリ☆』を聴いて満足して帰る人も多かったとか……!
たしかに当時の月波は、『ロビンソン』を耳にしたかどうかくらいで、スピッツをほとんど知らなかったはず。。そのライヴの存在も知らなかったですしね(汗)。
当時のライヴのうちわを掲げるファンもいて、あらためて長年支持されるスピッツの歴史を感じました。
野音で星空に思いを馳せる
「そんな当時の歌を」ということで始まったのが『チェリー』!
月波がまさに最初にスピッツを知った曲。ライヴではほぼ聴いています。
ステージを照らすピンクの照明がかわいかった。
そしてお次は『スターゲイザー』!
これこそ月波が初めてのライヴで聴いた一曲目!!その時も待ちに待ったスピッツの生歌を聴けて泣きましたねぇ。。
星が出るにはまだ少し早いですが、時折空を見上げながら、12年前の初ライヴを思い出していました。
また一気に昔の曲へ……『惑星のかけら』!
当然のごとく『CYCLE HIT』の曲がばんばん出るわけですが、実はこの曲もライヴで初めて聴きました。
『Recycle』収録以降の良い子なシングル曲では味わえない「変なスピッツ」を存分に楽しめる、コアなファンにはたまらない一曲です(笑)。
今回はキーを1つ上げて演奏。それだけで印象が変わりライヴらしい。
つづいては『メモリーズ・カスタム』。『8823』に続くライヴ定番曲ですが、今回は草野さんのギター・ソロからスタート!
シングル版『メモリーズ』の雰囲気も味わえるお得な(笑)アレンジでした。
さらにもう1曲『エスカルゴ』。
『三日月ロック』収録のアルバム曲がきましたね。5曲連続なので、激しくないほどよいロック(笑)。
次のMCはtwitterでもだいぶ話題になりました。
「スピッツってさぁ、夏っぽい曲無いよね」という草野さんの問いかけに、メンバー含め会場全体「???」。
その後草野さんは「盆踊りの曲とか・・・」とおもむろに『チェリー』を盆踊り調で弾き語り出すではないですか!
ぜひフルバージョンで踊りたいと思わずにはいられない即興でした♪
王道曲が次々と!
MCのくだりから「絶対、盆踊りにはできない曲」として始まったのは『ロビンソン』!
言わずと知れたスピッツの代表曲、これまた夕暮れ時に屋外で聴くのにぴったりですねぇ。空を見上げながら聴きました。
続いても王道『猫になりたい』。
ファンクラブイベント「ゴースカ」では常にファン投票1位になり、殿堂入りした曲なんです。しっかり組み込んでくれました。
『ロビンソン』とともに歌い慣れており、安心して聴けます(笑)。
2番の歌詞「シチリアの浜辺」、図々しくも、目の前に広がる瀬戸内海の情景に重ね合わせていました。
まったり曲が続きます、『楓』。
クージーことクジヒロコとのキーボードセッションがたまらなく美しいのです。
原曲はフェードアウトしますが、ライヴは後奏付き。この方がライヴでは締まりがいいですね。
もう一曲『夜を駆ける』。『三日月ロック』より2曲目のアルバム曲です。
あたりはだんだん夜に向かうなか、このままスピッツと一緒に夜を駆けたい!と強く思いました。
ここでMCはメンバー紹介!
個人的にはクジヒロコのコメントが染みました。
「テアトロンに来てみたかったんだよね。前回ここでライヴしたときは、私じゃなかったから」
そうか「スピッツで 鍵盤弾いて 19年」だから、20年以上前のテアトロンでは、まだスピッツに参加していなかったのですね。。
先述のとおり、月波も当時はスピッツを知らなかったわけで。あらためて30年の時の長さを感じたのでした。
夜に向かうなかスピッツに酔いしれる
ここで登場した曲は『日なたの窓に憧れて』。『夜を駆ける』の後なのに(笑)。
5thシングルで、これまた古い曲を出してきました。どんどん夜に向かっていくなか、どうしてもぽかぽか陽気を思い浮かべてしまう選曲がまた心憎いw
また一気に2000年代の曲に飛びます、『正夢』。
スピッツならではのほんわかソングが続きますね♪
日が暮れたといっても暑い夏の日……こうして時折さわやかな空気を届けてくれるのがいいなぁ。
でもまたアツい曲へ、『運命の人』。
メロディはさわやかめで、さらっと歌っているんですけど、「運命の人」に対するアツい気持ちが込められていると思うのです。
シングルよりもキーを半音上げているので、雰囲気としては『フェイクファー』収録の「運命の人 (Album Version)」に近いですね。
MCは会場のある地名について。
平成の大合併で今は「さぬき市」になりましたが、以前は「志度町(しどちょう)」だったこの場所。
草野さんとしてはこの「しど」という響きがロックっぽかったので、無くなって残念とのこと。。
(「シド・ヴィシャスだろう!」とメンバーにツッコまれていましたw)
地元のライヴに参戦すると、こうしてローカルネタがハマるからいいw
ちなみにテアトロンの他「志度音楽ホール」を有するなど、香川県のなかでも以前より音楽施設に力を入れていた印象があります。
激しい曲でラストスパート!
辺りはすっかり暗くなり、いつものライヴ会場と似た雰囲気に。ライトが目立つようになります。
そんななか始まったのが『恋する凡人』!
『とげまる』収録のアルバム曲ながら、激しい曲調で早くもライヴの常連曲になった感があります。
強烈なライティングが会場を一層盛り上げました。
続いては、田村さんの激しいベース・ソロから……『けもの道』!
田村さんのソロとセットでライヴの定番曲ですが、最終パートに持ってくるのは珍しい気がします。
そしてこちらもお決まり、ライヴ場所の地名を入れた歌い出しはなんと「志度町の日の出」!!
MCとばっちり絡めて、観客の特に香川県民(←月波含む)は大興奮だったと思います。
どんどん激しくなります『俺のすべて』!
最終パートに絶対入ってくる曲ですが、今回は舞台の端にスタッフが勢ぞろいし、観客と一緒に手拍子して盛り上げてくれました。秘境の地でスタッフ含め会場が一体になる心地よさを感じます。
間奏では、ベース田村さんが会場に飛び降り、観客席のかなり上の方まで駆け上がり!!
近くまで来てもらったファンはもちろん、その情熱に会場はさらに大盛り上がりです!
そして間髪入れずこの曲、『1987→』!!
やっぱり最後に持ってきたかぁ、もうおしまいかぁ・・・と惜しみつつ、拳を振り上げ思いっきり盛り上がります。
草野さんのギターソロでは、ライトがステージ裏の雑木林まで照らし、一気にファンタジックに!それがまたスピッツらしくて(笑)
最後の最後まで驚きの絶えないステージでした。
アンコールまで気が抜けない!
アンコールにもちゃーーんと応えてくれるスピッツ!
1曲目は会場が沸きました、『恋のうた』!
「ブルーハーツの影響から脱却しようとして作った曲」として、スピッツのターニングポイントとなった大切な一曲。
コアなファンの間で人気が高い印象があります。
サビは胸キュンな歌詞、「君と出会えたことを僕 ずっと大事にしたいから」。まさにスピッツに会えたこの瞬間だよとあらためて思ったのでした。
そして本当にラストの曲(涙)!『君は太陽』!
サビで観客は、手を左右に振るんですね。サヨナラのようで寂しい。。
『恋のうた』に続くストレートなラブソング。
スピッツこそ私の太陽だよ、と思いながら、お礼の気持ちを込めて手を振り続けました。
全曲が終了し、最後の最後に特大サプライズ!
打ち上げ花火!!!
おまけみたいなレベルじゃなく、何発も何発も打ちあがります。横浜サンセット以来……屋外ならではの演出ですね。
夜空に次々と浮かび上がる光の軌跡を見上げながら、一夏の思い出をしっかりと心に刻み付けていました。
おわりに
スピッツ結成30周年ツアー“THIRTY30FIFTY50”、個人的には、12年前の初ライヴ@香川県を思い出すことが多かったです。みんなもそれぞれの思い出を胸に、スピッツ30周年をお祝いしていたんじゃないでしょうか。
そして、この日の月波はこれに尽きます(笑):
#テアトロン 初日終了!
終演後両隣の方に「ぶつかってすみませんでした」と謝ると「いえいえ、めっちゃ好きなんですね!」と返された(^^;)#スピッツ でここまでノリノリなのも珍しいんだろう……w pic.twitter.com/lOaT95UjOI— 月波ライフ (@tsukinamiya) 2017年8月11日
ええ、好きなんです、めっちゃ好きなんです!!
それが隣の方に伝わるくらい楽しめて、とても幸せです。
もっともっと聴きたかったけど、ひとつのツアーにつき一公演で我慢がまん(笑)。
次のライヴに向けてまた……
スピッツ熱を充電します!!