スピッツの記事が続いています(笑)、月波です。
お待たせしました(←自分に)
新アルバム『醒めない』、聴きまーす♪
「1週間前やん!」とか突っ込まないで……
今から聴きます!!
家族が夢から醒めないうちに……(^_^;)スピッツ『醒めない』【Spitzbergen会員限定盤】受け取りました! https://t.co/mKnxPav23S
— 月波ライフ (@tsukinamiya) 2016年7月29日
※ご注意:『醒めない』を聴く予定の皆さまへ※
以下、月波個人の感想を綴ってまいります。
月波としては、購入を後押しするというよりも、「みんなどう聴いた?月波はこう聴いた!」と感想を持ち寄る記事にしたいです。
お手元の『醒めない』を聴いてから、ご覧ください!
まだの人は買って!(笑)
お品書き
オープニング曲から心奪われる
月波が新アルバムを初めて聴く際は、まず一度、最初から最後まで通しで聴きます。
曲順も含めて、アルバムなので(`・ω・´)
(きっかけは、こちらの記事を参照されたし)
ということで、大事な大事な1曲目は……
醒めない
アルバムのタイトルにもなっている「醒めない」。
新アルバム発売前から、各メディアで披露されていた曲でもあります。
TBS系「音楽の日」に #スピッツ が登場し、新曲『醒めない』披露!
タイトルのイメージと違いロックロックしていて、アルバム曲らしく安心した。
発売がますます楽しみ!スピッツずるいw全6形態で新アルバム『醒めない』7/27発売! https://t.co/UPBSKXOsOr
— 月波ライフ (@tsukinamiya) 2016年7月16日
スピッツに限らず、アルバムと同タイトルの曲があるって、正直、面白く無いと思うんですよ(笑)。
せっかくのアルバムなんだから、全曲を踏まえて適切なタイトル付けてよと。
しかもオープニングを飾っているという……。
でもこれは許す!それくらい気に入りました。
先述のとおり、『醒めない』という幻想的なタイトルながら、ロックロックしているのが、スピッツのアルバム曲らしい!
軽快なパーカッションに、「運命の人」っぽい効果音の入った前奏。途中からトランペットが加わりどんどん盛り上がるこの曲は、アルバムの幕開けにふさわしい仕上がりになっています。
こりゃ確かに1曲目になるわと納得。
歌詞もスピッツらしい。「ロック大陸」なんて言葉、スピッツにしか作れませんよ(笑)。
月波は「見知らぬ人が大切な人になり」にぐっときてます。
ちなみにスピッツのアルバムの中で、「アルバムと同タイトルの曲がオープニングを飾っている」作品は、以下の2つでした。結局、どちらも許す!(笑)
(4thアルバム『Crispy!』は、表記が違うのでノーカウント)
タイアップ曲がどんどん出てきます
みなと
NTT東日本 企業CMソング。イチローが登場するCMですね。
シングルCDとしても発売されています。
のびのびとしたメロディに乗せて、独特の歌詞を歌い上げる、でもなぜか世間受けしそうに仕上がっている、スピッツのシングル曲らしい1曲です。
それにしても、そんなスピッツの楽曲とイチローをCMに盛り込んだNTT東日本、恐るべし。
だって、たしかに「光」と歌詞にあるし、『みなと』というタイトルも「port=拠点」ということで、NTT光回線に関連する気はするけど、「汚れてる野良猫」ですよ、「謎の光」ですよ、御社の事業に関係します?(笑)
スピッツの曲がTVCMで少しでも多く聴けるのはとてもいいことですが、よくこの曲を企業CMに選んだなぁと思います。
子グマ!子グマ!
今回のアルバムは、発売前に収録曲のタイトルが発表されても、「どんな曲だろう!?」と想像つかない曲が多かったです。
その中で最初に登場するのがこの曲。「子グマ」でいいじゃん(笑)。でもそれではいけないのが、スピッツなんですねぇ。
2つ重ねたうえ、びっくりマークも必要というw
クマといえば、2010年発売のシングル曲『シロクマ』。
こちらは、動物園のくまさんのイメージ。
一方「子グマ!子グマ!」は、ずっとシリアスな曲で、こっちのくまさんの方が荒々しい感じがします(笑)。
同時に、やんちゃなイメージもあって、「テッド」を思い浮かべちゃいました。(こっちは「小グマ」ですがw)
コメット
最初、通しで聴くときは、歌詞カードもあまり見ません。
なので、「彗星(comet)? にわとり(養鶏の一種)?」と疑問に思っていましたが、歌詞を聴いて分かりました。金魚のコメットですね。
個人的に、育児と両立させながらの仕事に悩む、今の自分にぴったりだと思いながら聴いていたところ、後で知って納得。フジテレビ系連続ドラマ『HOPE~期待ゼロの新入社員~』の主題歌だったんですね!
歌詞をじっくり読むと恋愛ソングなのですが、それでも社会人ドラマに合っていて、仕事に追われている人にも聴いてほしい1曲です。
初めて聴くのに懐かしい、でも確実に変わりつづけている
ここからどんどん、ノータイアップ曲が登場しますよ!
1回目は、早く全曲聴きたくて、「次の曲次の曲!」とさらっと流してしまうのですが……その分、後からじわじわくる曲たちです。
ナサケモノ
時計の針の音に、電話の音?タイピングの音?
タイトルといい、前奏の音といい、不思議な曲。
が、「コメット」から続いて、仕事で悩む自分を重ね合わせてしまいました。特に、時計の音が、時間に追われる現代人を表しているように聴こえて……。
タイトルの意味は、曲を聴くとすぐに分かります。
2番はそれが「逝けてない屍」になりますからね……ほんわかな曲調に怖ろしい単語が混じっているので、スピッツのアルバム曲は油断ならないです(笑)。
グリーン
清涼飲料水のCMになりそうな(笑)、爽快感あふれる1曲。
「コピペで作られた 流行りの愛の歌」なんて、スピッツ結成時には無かったであろうワードをまじえつつ……そりゃコピペで作ったらあかんやろ!
スピッツでなければ書けない歌詞が、ここにもあふれています。
タイトルに色が入った曲は、そこそこありますが、緑系は初めて!
結成まもなく30周年にして、スピッツの歴史にまた新しい一歩が刻まれました。
SJ
相変わらず謎のタイトルが続きます。。
1回目は「グリーン」「SJ」とさらっと聴いてしまいましたが、何度も聴いているうちに、力強いこの曲は、『醒めない』前半の締めくくりの曲になっているのかな、と思いました。
『醒めない』けれど「夢のかけらは もう拾わない」という歌詞がまた心憎い。
そしてふと、「SJ」を検索して、震えました。
Wikipedia「SJ」より:
国名コード(ISO 3166-1)で、スヴァールバル諸島およびヤンマイエン島を示す。
スヴァールバル諸島……スピッツファンクラブ名の由来となった、「Spitzbergen島」がある場所なのです!
狙ったか偶然なのか分かりませんが、検索してみるものですね。
ちなみに「Spitzbergen島」は、人が定住する島としては世界最北に位置します。
心なしか、曲のイメージが、最果ての島に合うような……。
ハチの針
虫好きで有名なボーカルの草野さんですが、とうとうハチの「針」をタイトルにしてしまいました……。
しかしこれぞ、月波の待ち望んでいたスピッツのアルバム曲!
シングル曲はどうしても「爽やか」「癒し」など、優等生になりがち。スピッツにハマってくると、良い子すぎてつまらないんですよ(笑)。
なので、こういうやんちゃなアルバム曲を聴くと、とっても嬉しくなりますw
今回はラップまで入っている……。スピッツ初じゃないか!?
タイトルも謎だったんですけど、「お相手=ハニー」に対してこっちは「ハチの針」と、うまく対にしているんですね。
「もしやネタ切れ?」と一瞬思った月波、大反省です。。
モニャモニャ
どんだけ続くんですか、謎のタイトル(爆)。
て、「モニャモニャ」は、ジャケットを飾るクリーチャーの名前だったのですね(汗)。
ということで、「醒めない」に続き、このアルバムの主役かもしれません。「ハチの針」から一転、童話を丸ごと歌にしたような、メルヘン調の1曲です。
世間一般のスピッツのイメージ通りですが、これもアルバムでなければ聴けない曲ですよね。シングルにするほどのインパクトは無い、でも、それがこの曲の味であり、これ以上のインパクトを求めると、とたんに良さが損なわれてしまう……。
「モニャモニャ」の設定含め、アルバム曲だからこそできる、遊びゴコロが詰まっています♪
ガラクタ
『みなと』のカップリング曲。
トイピアノやソプラノリコーダーの音も入った楽しい曲調で、落ち着いた雰囲気の「みなと」とバランスを取っています。
歌詞も楽しそうなんだけど意味不明で(笑)、まさに「ガラクタ箱」もとい「おもちゃ箱」をひっくり返したような感じ。
他人から見たらガラクタでも、本人にとっては宝物ってこともあるわけで。キラキラしているゴミ箱から、それを見つけるってことでしょうか(こじつけw)
狙ったのか知りませんが、「ゲスな指先」というワードをさらっと入れてくるのも、ほんと怖ろしいです(爆)
最後もタイアップ曲が登場するよ
ヒビスクス
「SUBARU フォレスター」CMソング。勢いのある曲調が、車のCMにぴったり!
CMで既に聴いていましたが、曲が始まってびっくり……CMで聴いた曲のイメージとまったく違う!
重厚感あるピアノの前奏は、すごく好き♪なんだけど……
CMソングは別の曲だったかなぁ?
でも、だんだん曲は表情を変えていき、見事、CMで聴いたサビに持っていくんですね。
これはあっぱれというしかありません!
重厚感ある前奏・Aメロ・Bメロも、勢いのあるサビも、最後にコーラスで盛り上がって、また静かな後奏に着地して終わるのも、全部好きになった!!
タイトルの「ヒビスクス」は、ハイビスカスのこと。
ここまで謎のタイトルが続いたので、これも造語かと思いましたが(笑)、英語で「Hibiscus」でした。PVロケ地がハワイなのも納得。
こちらも、ハイビスカスのイメージからは想像もつかないロックに仕立てていて、さすがスピッツ。
ブチ
Spitzbergen会員限定イベント「GO!スカ」でお披露目されていた曲。会場で聴いたときは、新曲の記憶を少しでもとどめておこうと必死でした(笑)。
今あらためて聴くと、「ハチの針」に続くやんちゃな曲で、ライヴ、しかもコアなファンが集うGO!スカの場にぴったりだと思います。
最後、終わると見せかけて終わらないところに、聴衆が引っ掛かるさまは、【Spitzbergen会員限定盤】特典『ボーナスCD「GO!GO!SCANDINAVIA VOL.6」のライヴ・アルバム』の中にもバッチリ収録されています(笑)。
雪風
テレビ東京系「ドラマ24 不便な便利屋」エンディングテーマ。
『雪風』聴きたさに「不便な便利屋」を視ましたが(笑)、岡田将生はじめお茶目なキャラクターが繰り出すコメディにぴったりの楽曲でした。
タイトルの「雪風」って、とっても厳しいものだと思うのですが、むしろ温かさを感じる曲です。そんなスピッツの不思議ワールドに包まれたまま、Aメロでほわっと終わります。
※追記※
ハッシュタグ企画に乗っかり、『雪風』に合うカクテルをご紹介しておりますので、併せてご覧ください♪
締めくくりはこの曲!
こんにちは
これぞ、アルバムを曲順に聴く醍醐味!
最後の最後に「こんにちは」ですよ(笑)
でも確かに、エンディングっぽく聞こえます。
曲の長さもこのアルバム内で1番短く、潔く締めくくってくれる曲。
アルバムのタイトル『醒めない』から深読みしてみると、最後にようやく醒めて、次の世界に「こんにちは」となったところでおしまい、ということなのでしょうか。
ファンとしては、次の曲やアルバムに続く「こんにちは」であってほしいです♪
おわりに
やっと書けたーーーーー!
すみません、全曲書こうとすると、あっという間に時間が経ちますね。。
皆さんの『醒めない』の感想はいかがでしたか?
感想はもちろん、月波のレビューに対するツッコミも、どうぞ教えてくださいね!